お知らせ

第88回全国大会

リベンジ

11月16日、京都の決勝戦を勝ち抜き、子どもたちは昨年度のリベンジを果たしてくれた。プレッシャーがあるなか、ディフェンスを中心にゲームをコントロールしてくれ、一年間やってきた1つの成果を出してくれた部員全員を誇りに思う。今年のチームは宇野キャプテンを中心としたチームワークで勝負するチーム。まさにこの京都の決勝戦はチームワークの勝利と言っても過言ではなかった。メンバーに入れなかった3年生を中心としたメンバー外の40人が本当に力を貸してくれた。40人には心より感謝したい。

準備

65人全部員の想いと夢を爆発できる聖地花園。ただ、4回目の花園出場・・・。過去、ベスト8の壁に阻まれていた我々には、京都の代表としての責任感・プレッシャーは今までの3回とは違うものがあった。「負けられない。ノーシードからの挑戦」等々のプレッシャーがのしかかっていた。私の中では、子どもたちには余計なプレッシャーをかけたくない。思う存分に花園を楽しんで欲しいという思いと、京都代表の責任を背負って戦わなければならないという思いが入り交じっていた。だから花園が決まってからは掛ける言葉も選んで話をしていた。思う存分に楽しんで戦って欲しいという想いを込めて「準備」をした。

決戦

27日開会式。晴れやかな青空の下、25名の成章の精鋭達は堂々と行進をしてくれた。彼らの姿を見て私のそれまでの不安は吹っ切れ、決意することができた。この大会は子どもたちと楽しもうと・・・。子どもたちは京都の代表だということは、十分にわかって花園に来ている。私から再度、そのことを話しする必要はなかった。「楽しもう!」。この日から、この言葉がミーティングの締めの言葉になった。
いよいよ決戦の時が近づいてきた。
12月28日 飯田高校。硬かった。大会を振り返り5試合の中で一番疲れた試合だったと子どもたちも口をそろえて言っている。この一試合が大きかった。修正するチャンスをもらうことが出来た試合だった。
12月30日 仰星高校。成章が公式戦でまだ一度も勝ったことのない相手。近畿大会では5対10で負けている相手。京都の決勝戦に続いてのリベンジマッチ。子どもたちは60分間、自分たちの勝利を信じて力を発揮してくれ、見事勝利を収めてくれた。初めてシード校に勝つことが出来た試合となった。
1月1日 秋田中央高校。「打倒仰星」という目標を達成した満足感からくる、心の油断が一番の不安となる試合だった。しかし、私のそんな不安は全く心配いらないほど、集中してていた。成章にとって初めての「ベスト8」の壁を打ち破ってくれた試合となった。
1月3日 佐賀工業高校。今大会、No1重量FWを有する強豪校。SOの選手もキックコントロールが素晴らしく、マスコミ各社も佐賀工有利と予測していた。その前評判を覆し、見事に勝利を勝ち取り、これまた初めての「ベスト4」を勝ち取ってくれた。驚いたのはその時、誰一人喜び過ぎていた者がいなかったこと。その瞬間、私はこれはやってくれると確信した。
1月5日 御所工・実業高校。多彩の攻撃を繰りだす春の選抜大会準優勝校。「ボールは一つ」をゲームテーマに掲げて挑戦し、その格上のチームをノートライに抑えてくれた。結果は0対3・・・。88回花園での成章の挑戦は終わった。

感謝

「ノーシードから頂点へ」。今回、チームで掲げた目標は達成することは出来なかったが、成章のメンバーは完全燃焼できたと思う。3年生の諸君、本当にご苦労さま。そしてありがとう。君たちとラグビーが出来なくなることは本当に寂しい限りだ。
本当に成長してくれた3年生。大会中、彼ら3年生の成長には何度も感動させられた。一つは、メンバー外の宿泊組の生徒全員が雑用を進んでやってくれたこと。「メンバーのサポートを僕達にさせて下さい」と。洗濯、用具準備、試合分析・・・等々。本当に自分たちの自由時間も削ってよくやってくれた。2つ目は、昨年度、他チームのオーストラリア遠征に特別に7名の部員が参加させてもらったことがある。その時、参加させて貰った生徒の一人が、お世話になったチームの監督と花園でお会いした時に「先生、遠征の時にはお世話になりました。ありがとうございました」と言ってくれたらしい。その監督が花園のスタンドで私に、とても嬉しそうに話しをしてくださった。「素晴らしい生徒たちや」と誉めて頂いた。勝ち続ける嬉しさと同時に私は、何とも言えない感動を貰えた。本当にありがとう。先生は君らの残してくれた素晴らしき伝統を継承し、君らがやり残した大きな課題「日本一」に、これから後輩たちと一緒に挑戦していきたいと思っている。感謝。

課題

88回全国大会は常翔啓光高校の優勝で幕を降ろした。果敢にボールを動かし続けるスタイルは本当に見事。勉強になった。対する御所工・実業も、後半は持ち前の多彩な攻撃スタイルで反撃。これまた見事の一言だった。両チームから気付かせてくれた多くの課題を365日追求し続けて、今年度はやり残した課題を必ずや子供たちと達成したいと思う。
終わりに
最後になりましたが成章高校ラグビー部を応援して頂いた多くの皆様方、本当にありがとうございました。また、今大会の運営に携わって頂いた関係者各位にはこの場をお借りしてお礼を申し上げさせていただきます。ありがとうございました。更に強く魅力的なチームを子どもたちと作り上げ、また挑戦するために戻ってきたいと思います。 礼

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